乗るまえガイドStep 3

ブレーキの調整方法

ブレーキレバーを握ってもブレーキがかからないということがないようにブレーキの強さを調整します。
ブレーキレバーを引いた際(ブレーキが作動している際)にブレーキレバーとハンドルの隙間が指1本分開いているように調整してください。

ブレーキレバーの開き調整方法

  • ブレーキレバーの開き調整方法
    ドライバー(+)を用いて、ブレーキレバーに備わる調整ねじでレバーの開きを調整します。
    調整ネジを時計回りに締めるとレバーの開きが狭くなります。

ブレーキの効き(強さ)調整方法

前輪(フロント)のブレーキ

  • 右ブレーキレバー
    右ブレーキレバー(フロントブレーキ)の調整

    右ブレーキレバー(フロントブレーキ)の調整

    ブレーキレバーのワイヤーアジャストボルトを反時計回りに回すとワイヤーの張りが強くなるため、ブレーキレバーが動作しやすくなりますが、レバーが固くなります。

    ブレーキの固さはお子さまの握力にも影響がありますので相談しながら調整を進めてください。
    ブレーキレバーの調整で制動力が改善した場合は以降の調整は不要です。
  • フロントブレーキ
    フロントブレーキの調整

    フロントブレーキの調整

    右ブレーキレバーのワイヤーアジャストボルトで調整しきれない場合はフロントブレーキのワイヤーアジャストボルトで調整してください。

    ワイヤーアジャストボルトを反時計回りに回すとワイヤーが張りブレーキの遊びが少なくなります。

    フロントブレーキの調整で十分な制動力が得られる場合は以降の調整は不要です。

後輪(リア)のブレーキ

  • 左ブレーキレバー
    左ブレーキレバー(リアブレーキ)の調整

    左ブレーキレバー(リアブレーキ)の調整

    右ブレーキレバーと同様に調整してください。

    ブレーキレバーのワイヤーアジャストボルトを反時計回りに回すとワイヤーの張りが強くなるため、ブレーキレバーが動作しやすくなりますが、レバーが固くなります。

    後輪のブレーキが改善されれば以降の調整は不要です。
  • リアブレーキ
    フロントブレーキの調整

    リアブレーキの調整

    左ブレーキレバーのワイヤーアジャストボルトで調整しきれない場合はリアブレーキのワイヤーアジャストボルトで調整してください。

ブレーキ調整方法の注意点

  • お子さまの指がブレーキレバーに届くか、お子さまの握力で作動するか確認のうえ保護者の方が調整してください。
  • 長時間使用すると、ブレーキのワイヤーが伸びたり、ブレーキパッドが摩耗してブレーキの効きが悪くなります。使用前には必ず点検・調整するようにしてください。
  • 以下の事象が見られる場合は、お近くの自転車販売店へご相談ください。
① ブレーキレバーを引いていなくてもブレーキが作動している場合
② ブレーキの効きが悪くワイヤーアジャストボルトでも調整できない場合
③ ブレーキレバーを引いた際、フロントブレーキに取り付けられたブレーキシューがリムからズレていたり、片側のみ接触している場合

ブレーキ操作の注意事項

ブレーキをかける時は、リアブレーキ(左ブレーキレバー)をかけてから両方のブレーキをかけてください。
片側のブレーキのみで強くブレーキをかけるとタイヤがロックし、転倒する恐れがあります。

補足:各部名称

各部名称 1 各部名称 2
  • ①ハンドルバー
  • ②警音器
  • ③ブレーキレバー
  • ④ブレーキワイヤー(後)
  • ⑤ブレーキワイヤー(前)
  • ⑥フロントブレーキ
  • ⑦ハンドルステム
  • ⑧メインフレーム
  • ⑨フロントフォーク
  • ⑩ブレーキシュー
  • ⑪タイヤ
  • ⑫スポーク
  • ⑬ホイールハブ
  • ⑭サイドリフレクター
  • ⑮フットステップ
  • ⑯チェーンホイール
  • ⑰クランク
  • ⑱チェーンケース
  • ⑲ペダル
  • ⑳サドル
  • ㉑シートポスト
  • ㉒シートクランプ
  • ㉓チェーン
  • ㉔リアブレーキ
  • ㉕リム
  • ㉖ニップル
  • ㉗スプロケット